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新規事業で狙い目の分野を見つける方法とは

新規事業で狙い目の分野を見つける方法とは

記事の監修

株式会社リアルプロモーション 代表取締役松本剛徹

2011年に株式会社リアルネットを創業して、20代経営者ベストベンチャー30に選出される。
現在、全10事業を多角的に展開し、AI・教育・Webマーケティング・プロモーションなど4社を経営。
グループ年商は20億円を突破。事業売却や事業譲渡、会社売却を経験してきたシリアルアントレプレナー(連続起業家)として活躍中。

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新規事業を計画中のあなたは、もしかすると、どういう事業にしようか迷っている最中かもしれません。

もしそうならば、できるだけこれから伸びそうな狙い目の分野を探し出してください。どんなに勝算があっても、衰退期に入った分野で成果を出すのは、並大抵のことではありません。

そう、下りのエスカレーターで進むには必死に駆け上るしかありませんが、上りのエスカレーターなら止まっていても上まで到達できます。

今回の記事では、これから伸びる分野の見つけ方や、狙い目の分野で新規事業を成功させるポイントなどについて、詳しく解説していきます。ぜひあなたにとっての、上りのエスカレーターを見つけ出していきましょう。

【新規事業】これから伸びる分野の見つけ方

【新規事業】これから伸びる分野の見つけ方

具体的な狙い目の分野を紹介するまえに、まずはこれから伸びる分野の見つけ方について、4点ほどポイントを解説していきます。

  • 競合の少ないブルーオーシャンを狙え
  • 常に新技術へアンテナを張っておく
  • ビジネスコミュニティやSNSで、異業種の情報を手に入れる
  • あえて成熟市場をリサーチしてみる

それでは、ひとつずつ解説します。

競合の少ないブルーオーシャンを狙え

ブルーオーシャンとは、2005年に発売されたベストセラー書「ブルーオーシャン戦略」※で使われた概念であり、競合の少ない旨味の多い市場を指します。

資金力や知名度に劣る中小企業が新規事業を立ち上げるなら、なんとしてもこのブルーオーシャン市場を狙わなければなりません。

すでに競合がたくさんいて過酷な競争を強いられるレッドオーシャン市場(戦いで流れる血に染まった赤い海)では、新規参入者が成功する確率は極端にダウンするからです。

たとえばオランダのホテル「CITIZENM(シチズンマ)」は、安くても快適性に劣る3星ホテルと快適でも料金が高すぎる4〜5星ホテル以外の新しい選択肢をつくりあげ、見事にブルーオーシャン市場を制覇しました。

具体的になにをしたかというと、フロントデスクやフルサービスのレストランなどを廃止してコストカット。代わりにセルフチェックインシステムや、なんでも屋のスタッフを少人数配置しました。

また広い部屋はいらないというニーズに応えて部屋を狭くする代わりに、防音性を高め寝具類も高級にして、部屋の快適性を高めました。映画も無料ですし、スマホやiPadなどのガジェット用プラグインも完備されています。

シチズンマはこうして「手頃な料金で快適なホテルを望む旅慣れた人々」を、取り込むことに成功したのです。

このように比較的低コストで差別化ができ、大きなリターンも見込めるブルーオーシャン市場。私たちもぜひこういうポジションを狙っていきたいですね。

※参考:Blue Ocean Strategy & Blue Ocean Shift | Create Blue Oceans of New Market Space with Confidence

常に新技術へアンテナを張っておく

冒頭でも触れたように、できるだけこれから伸びる分野で勝負をするのが、新規事業の鉄則です。

成熟〜衰退期の市場でも、やりかた次第で成功の可能性はまだまだあります。しかし、成功の確率を上げていきたいなら、とにかく新技術のトレンド動向には常にアンテナを張っておくべきでしょう。

もちろんAI関連や5Gなど、コア技術そのものでの事業立ち上げは、正直むずかしいかもしれません。しかし今現在まったくの異分野だとしても、自動翻訳・チャットボット・動画関連など、新技術の周辺分野でなら十分に参入は可能だと思います。

いずれにせよ、こういった技術の存在と概要くらいは知っておかないと、いち早くトレンドをつかんだ他社に先を越されてしまうかもしれません。ということで、定期的に新技術をチェックするように、普段から心がけておきましょう。

ビジネスコミュニティやSNSで、異業種の情報を手に入れる

新規事業の立ち上げには、適切な情報収集が欠かせません。書籍やインターネットの情報もよいですが、昔も今も本当に有益な情報は、口コミで共有されるケースが多いものです。

とはいえ今は、コロナなどの影響で人と直接情報交換する機会が激減しています。であれば、オンライン上のビジネスコミュニティやSNSをフル活用して、口コミ情報をどんどん手に入れていきましょう。

同業者や地元の交流会と違い、オンライン上のつながりには変なしがらみがありませんから、ある意味情報交換がしやすいはずです。

また参加している業種も多岐に渡るため、「最近、アメリカで流行りの〇〇を導入して、売上が20%アップしたよ」「自分たちの業界では、××が当たり前だよ」といった、普段なら耳にすることのない有益情報が手に入るかもしれません。

もちろんオンラインならではのルールや節度は守る必要がありますので、その点には十分にご注意ください。

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あえて成熟市場をリサーチしてみる

ここまでなんども、これから伸びる分野で勝負をするとお話ししてきました。しかしときには、あえて成熟市場をリサーチしてみるのも悪くありません。

一見不景気で避けるべき市場に見えても、少し視点をずらしてみると、ブルーオーシャンに変えられるケースがあるからです。

とくに今はコロナによる影響で、消費が減少するのではなく、ほかの分野に移行する可能性が考えられます。たとえば宅配大手のSGホールディングス(佐川急便)では、2021年3月期の売上が6,348億円を記録し、前期より8%も増加しています。

これはデパートや家電店でのリアルな買い物から、ネットでの買い物に市場が大きく移行した結果です。今からSGホールディングスになるのはムリだとしても、古い市場から成功のチャンスを狙ってみるのも、ひとつの方法だと思いますよ。

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【新規事業】狙い目の分野を新規事業に昇華させる3つのポイント

【新規事業】狙い目の分野を新規事業に昇華させる3つのポイント

狙い目の分野が見つかっても、実際に新規事業の形にできなければまったく意味がありません。この章では、狙い目の分野を新規事業に昇華させる3つのポイントをご紹介します。

  • 狙い目の分野を徹底的に絞る
  • 「◯◯なら、あの会社……」ブランディング戦略
  • 「誰に・なにを・どう売るか」を明確に

ひとつずつ解説します。

狙い目の分野を徹底的に絞る

リサーチの段階では、できるだけ広く、さまざまな分野をチェックしてみるべきです。どこにブルーオーシャン市場が眠っているか、わかりませんからね。

しかしターゲット市場が広いと商品価値がぼやけてしまい、本当にその商品を必要とする人に届かない可能性があります。したがって実際に新規事業を立ち上げるときには、狙い目の分野は徹底的に絞っていきましょう。

多くの人が、分野を絞るとターゲットから外れた人に買ってもらえなくなるのではと、不安になります。たしかに、ターゲットから外れた人には買ってもらえないでしょう。

でもそれでいいのです。その代わり、本当に商品を必要とするコアな消費者から、絶大な支持をうけられますので。もちろん、あまりに絞りすぎれば絶対数が足りなくなるので、どこかでバランスを取る必要はあります。

いずれにせよ、新規参入ではとにかく参入する分野を絞りに絞る。この鉄則は決して忘れないでください。

「◯◯なら、あの会社」ブランディング戦略

前述の「狙い目の分野を徹底的に絞る」とも大きく関係する話ですが、新規事業で成功するには、「◯◯なら、あの会社」とすぐに思い出してもらえるようなブランディングが不可欠です。

レッドオーシャン市場では中小企業に勝ち目はありませんから、ブルーオーシャン=ニッチ市場でNo.1企業を目指しましょう。ブルーオーシャンなら圧倒的な競合もいませんし、参入コストもそれほど必要ありません。

ちなみに「◯◯なら、あの会社」だけだと、「ハンバーガーならマクドナルド」といった具合に、すでに競合大手がそのポジションを確立しているケースが多いです。

そういう場合は、さらに深堀りしてください。以前別記事で紹介した白物家電メーカー「ツインバード工業株式会社」などは、とても参考になるはずです。

ただの白物家電なら無印良品という超大手には勝てませんが、これが「冷凍庫が広い白物小型冷蔵庫」※になると、無印良品は対象から外れます。この市場なら、ツインバードがNo.1企業になれるのです。

※参考:ツインバード工業株式会社 / 2ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフ

「誰に・なにを・どう売るか」を明確に

参入する分野が決まったら、次は「誰に・なにを・どう売るか」というビジネスモデルをつくっていきましょう。

誰もが欲しがる商品だとしても、ビジネスモデルがきちんと構築されていないと、期待する成果は上げられません。たとえば販売方法を決定するにも、まずは数多くある販売手法を一通り検討してみる必要があります。

ただし、これまでは店頭の対面販売が中心だった企業でも、コロナの影響が大きい現在では、ネットを活用した販売方法が主流になるでしょう。

なかでも、課金している期間だけ商品やサービスを使える「サブスクリプション」や、動画配信による集客手法などは、しっかりと研究しておく必要があります。

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【新規事業】今狙い目の分野はなにか?

【新規事業】今狙い目の分野はなにか?

最後に、これから狙い目の分野を、いくつか具体的に紹介していきます。この章で紹介するのは、以下の4分野です。

  • AI・5Gなど、新技術に関係する分野
  • フードデリバリー・ゲームなど、巣ごもり関連分野
  • ネット広告など、ネットマーケティング分野
  • ITを取り入れた新しい農業分野

それではひとつずつ見ていきましょう。

AI・5Gなど、新技術に関係する分野

これから間違いなく浸透していく新技術に関係する分野は、やるやらないは別にして、一通りはチェックしておくべきです。

新技術関連で必ず押さえておくべき分野をいくつか、以下にまとめておきます。

  • AI関連:無人レジ / 自動運転など
  • 5G関連:遠隔医療 / 動画講座など
  • フィンテック関連:各種キャッシュレス決済 / デジタル通貨など
  • 仮想現実関連:VR / ARなど

上記はほんの一例であり、これからの数十年で、今まで想像もできなかった技術がどんどん普及していくのは間違いないでしょう。

ただし現段階では、これらの新技術分野そのものに参入するのは、あまり現実的とはいえません。ほとんどの中小企業には、新技術に関わるだけの資金や人材が揃っていないからです。

それよりも、新技術から派生する有望な周辺分野がないかどうか、そこに焦点を当ててアンテナを張っておきましょう。

フードデリバリー・ゲームなど、巣ごもり関連分野

コロナにより巣ごもりが一般化すると、通販や宅配関連の事業が一気に業績を伸ばしました。通販などを利用すれば、なんといっても店舗に出向き荷物を運ぶ手間がかかりません。

今後も、外出して飲食したり買い物したりする生活スタイルはなくならないでしょうが、コロナが収束してもおそらく巣ごもり需要は継続されるでしょう。

「Amazon」などの通販ビジネスや「Uber Eats」のようなフードデリバリー関連分野は当然として、そのほかにもいろいろな分野の需要増加が考えられます。

  • 任天堂Switchやオンラインゲーム関連
  • Netflix / YouTubeなどのVOD(動画配信サービス)関連
  • Zoom / Slackなどのテレワーク関連

こういった分野は、不況や災害に大きく影響を受けないのも大きな強みです。「こんなサービスがあったらいいのに」という自分なりのアイデアを、いろいろと考えてみるのもおもしろいかもしれませんね。

新規事業を立ち上げたい経営者や起業家へ

ネット広告など、ネットマーケティング分野

事業を軌道に乗せるには、通常なんらかのプロモーション活動をおこなう必要があります。広告といえば、これまではテレビや新聞の広告が主流でした。しかし2019年には、ついにネット広告がテレビ広告を抜き去り、広告媒体のトップに躍り出たのです。

ということは、ネット広告などのネットマーケティング分野には、これから大きなビジネスチャンスがあるということです。自社の広告としてただ利用するのではなく、ビジネスとして参入を検討してもよいのではないでしょうか。

とくにアフィリエイト広告やSNS広告は、企業が事業として参入するケースが増えています

たとえば東証一部上場企業「株式会社エイチーム」は、自社で運営する引越しの比較・予約サイト「引越し侍」などで、積極的にアフィリエイト広告を展開しています。

ブライダルや飲食など特定分野の広告需要が減少するリスクは考えられますが、店舗展開などが必要ない分、新規参入のハードルは比較的低いはずです。ひとつの可能性として、ネット広告関連の収益構造などを、一度じっくりとリサーチしてみることをオススメします。

ITを取り入れた新しい農業分野

これまでの農業は「天候に左右される・厳しい肉体労働を強いられる」など、敬遠される要素がたくさんありました。事実農業で働く人は5年前より40万人も減少しており、現在でも労働力不足に悩まされているのです。

しかしロボットやAI・IoTなどを活用する新しい「スマート農業」※が、農林水産省主導で推進されるにつれ、状況は徐々に変わりつつあります。

池井戸潤さん原作の人気ドラマ「下町ロケット」でも、自動運転の無人トラクターが大々的にフューチャーされていたのは、記憶に新しいところでしょう。

「農業用機械の自動運転」「遠隔での水量管理」「ドローンによる薬剤肥料の自動散布」などをうまく取り入れられれば、安全で美味しい農作物を効率的に提供する、新しいビジネスに発展するかもしれません。

ITを取り入れた新しい農業は、私個人的にも、非常に注目している超有望分野です。

※参考:スマート農業の展開について

まとめ

資金や知名度の足りない中小企業が新規事業を立ち上げるなら、これから間違いなく伸びるであろう「狙い目の分野」を選んでください。

今回の記事では、これから伸びる分野をどうやって見つければいいのか、狙い目の分野で新規事業を成功させるポイント、さらに具体的な事例などもご紹介してきました。

もちろん各企業が現在もっている経営資源や経営者の指向により、狙い目の分野は大きく変わってくるでしょう。ぜひ自社にマッチした、勝てる確率の高い狙い目の分野を見つけ出してください。

また狙い目の分野を見つける詳しい方法については、ぜひ弊社無料Webセミナー「新規事業の創り方」にて、ご確認ください。

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