記事の監修
株式会社リアルプロモーション 代表取締役松本剛徹
2011年に株式会社リアルネットを創業して、20代経営者ベストベンチャー30に選出される。
現在、全10事業を多角的に展開し、AI・教育・Webマーケティング・プロモーションなど4社を経営。
グループ年商は20億円を突破。事業売却や事業譲渡、会社売却を経験してきたシリアルアントレプレナー(連続起業家)として活躍中。
売上を2倍にするための3つの数字
「売上を上げたい!!」
「もっと事業を大きくしたい!!」
と考えている経営者は多いと思います。
そこで、今回は簡単に売上を2倍にできる考え方と手法についてお伝えします。
この考え方に基づき私自身は、たった1年で4倍にしました。(嘘ではないです)
創業1年目の年商5500万円だった会社を翌年には2.2億円にすることができました。
そこには、どんな秘訣やポイントがあったのか?
まず、その上で確認してほしいことが大きく分けて3つあります。
- 現在の顧客数は何人、何社ありますか?
- 顧客1人当たりの平均客単価はいくらですか?
- 顧客1人当たりの平均リピート回数は何回か?
この3つの質問に正確に数字で答えられますでしょうか?
もし、答えられないのであれば、その数字を把握してください。
事業が複数ある場合は、事業ごとに数値で明確にします。
売上2倍にするステップ1は、現状の数値把握になります。
売上を2倍にするための公式
3つの数字を把握した上で、次に考えていくことがあります。
現在の売上というは、下記の公式で成り立っています。
ビジネスの業種業界は関係なく、全てのビジネスに共通する公式です。
この公式をもとに、売上を2倍にするには、どのようなことを考えるべきか?
もちろん、客数を2倍、客単価を2倍、リピート回数を2倍にすれば、売上は2倍になりますが、簡単ではないです。
どこか1つの数字を2倍にするのではなく、1つ1つの数字をちょっとずつ上げていき、全体で2倍になるようにしていきます。
すると、下記のようになります。
1 = 1 × 1 × 1
2.19 = 1.3 × 1.3 × 1.3
どうでしょうか?
客数・客単価・リピート回数を1.3倍にすれば、売上全体では2倍以上になります。
この公式に基づいて、それぞれを1.3倍にするための施策を洗い出して実行していきます。
客数を1.3倍にするためには、どんなことができるのか?
例えば、集客経路を1つ増やすのは、非常に有効な方法だったりします。
客単価を1.3倍にするためには、どんなことができるのか?
例えば、今の商品と一緒に買ってもらえるクロスセル商品を売るのは非常に有効です。
リピート回数を1.3倍にするためには、どんなことができるのか?
次回割引券や回数券を販売するのは、すぐに出来る有効な施策です。
このように1つ1つを分解して、それぞれを1.3倍にするための施策を是非とも考えてみてください。
出来れば施策を1つだけ考えるのでなく、複数の施策を考えてみてください。
売上を2倍にするためのフレームワーク
客数・客単価・リピート回数を1.3倍にするための施策を考えるフレームワークとして1つ有効なものがあるのでご紹介します。
- 費用がかかるのか? かからないのか?
- 時間がかかるのか? かからないのか?
- 効果が見込めるのか? 見込めないのか?
とりあえず思い付いた施策を書き出していき、その書き出した施策を上記に当てはめて、分類していってみてください。
当たり前の話ですが、費用がかからずに、すぐに実行できて効果が見込めるものは、いち早く取り組む施策になります。
社長が1人で考えるだけではなく、現場のスタッフや幹部なども巻き込んで、このワークを是非とも実践してみてください。